酒造りに使われた大釡や仕込み水、職人の技術によって生み出された建築美。
約150年、酒を造っていた蔵の資産を生かした空間や体験は人と人が醸造しあう場所。
人々が集い、プロジェクトが生まれ、時代に合わせ地域の価値を醸造する「三豊鶴」というバトンを次世代へと受け継いでいきます。
香川県三豊市の瀬戸内海を臨む元酒蔵、三豊鶴。
約150年前に創業し、2005年に廃業するまで、香川県三豊市で作られていた日本酒「三豊鶴」は地元のシンボルのひとつとして愛されていた。
酒蔵は、酒を造っていた木造の本蔵、酒米を貯蔵していた蔵、酒米を精米していた蔵の3棟からなる。
約150年の歴史を持つこの酒蔵は新たな観光拠点として“地域の価値”を醸造する場所として生まれ変わる。
「三豊鶴」を作っていたのは、杜氏と呼ばれる蔵人を筆頭とした醸造職人達「三豊鶴TOJI」は、当時の蔵の雰囲気はそのままに、職人が寝泊まりをしながら酒造りに勤しんでいた「宿舎」をリノベーションし、一棟貸しのゲストハウスとして蘇らせた、酒造体験型のゲストハウスです